ファーストガンダム初見日記1

水星の魔女が流行っているぽいけどシリーズものは最初から見たい派閥の人間ゆえにファーストガンダムを見始めることとした。

ガンダムは昔にガンダム無双やACE3などで少しかじったことがあるけどストーリーはほぼ知らない。

13話までみて、かなり面白くどハマりしていて感想が既に長文になっちゃったので一度まとめておくことにした。

 

 13話まで見た感想

一番好きなキャラについての詳しいことは後述するが現時点ではガルマ・ザビ

全体的に絵が可愛い、セリフのキレが良くて面白い。
特にセイラさんの話し方、総じてステキ!
気品があり美しく、私も真似しようと思った。

ネットミーム的な有名なセリフがところどころ序盤からふんだんに出てくるのでガンダムという作品の凄さを知る。
ネットミームにはなっていないと思うけど、シャアがセイラさんを見た時の「アルテイシアにしては強すぎる!」というセリフがなんだか面白くてお気に入り。

 

シャアについて

シャア、プレイヤーとしては優秀だけど指揮官としては結構ポンコツなのでは?と思ったところが多々あった。
かなり序盤にガンダムと対峙したときに、部下っぽい人にガンダムの後ろに回れと言う指示を出し、部下が「見たことない武器持ってるんですけど」「当たらなきゃヘーキヘーキ!」というような会話をした後で部下がその見たことない武器で撃たれてそんな展開ある?!って驚いた。

なんか他にもシャアまじかよ?!って思ったシーンあったと思うけどシャアについては色々マジかよ?!が多すぎてもう忘れてしまった。


殴られるアムロ

思ったより早く殴られたアムロ
アムロが殴られるシーンは知っていたがどのような経緯で殴られるのかは知らなかった。
アムロは自分勝手な若者というイメージがあったんだけど、ちゃんと1話〜殴られるまでを見るとどちらかというとブライトさんひでぇなと思った。
でもブライトさんも若くしてなんやかんや大変な仕事してるから殴りたくなる気持ちもわからないでもない。
若者しかいない連邦軍の人材不足、というかジオン公国も含め若者と老人しか残っていない社会ヤバすぎる。

ブライトさんが民間人が残っているんだ!というようなことを言った後にボソッと「僕も民間人ですよ」というアムロにかなり同情した。
アムロはなんやかんやガンダムに乗って、操作がうまかったからそのまま乗り続けているだけの民間人なので殴られる筋合いもないのにね。

イセリナに復讐されそうになったあとで放心状態になっていたアムロリュウに殴られたけど、そのときは殴られ耐性がついたのか軽く苦言を呈す程度に収まっていたアムロに少し笑った。ブライトさんに殴られたときはあんなにショック受けてたのに。
イセリナとのやり取りの後の放心状態でサンドイッチを食べるアムロがかなり精神が参っている人間だったので、ガンダムにおける心理描写のうまさにちょっと恐怖した。


ガルマ・ザビいい男すぎる

出てきた瞬間にステキな殿方!とういう気がしたのでググったら「国葬」とサジェストされてしまいネタバレを喰らってしまった。
迂闊な検索は身を滅ぼす。
あと昔のアニメあるある次回予告ネタバレ面白すぎた。
「次回 ガルマ散る」じゃないんだよ!って叫んでしまった。
土曜日の朝に見ていたんだけど、朝からデッケー声出してして騒いじゃった。


ガルマ初登場シーンやガルマが出始めの頃のシャアとのやりとりがBLの匂いがしてもしや覇権CP?!って思ってソワソワしたけど、シャアの暗躍(だけでなく陰口)の数々に腹を立てることに。

当初は明らかにガルマの邪魔をするシャアに対して「武勲を上げたいのか?でも若さゆえの過ちってセリフと矛盾するような…」などと思っていた。
しかし話が進むにつれガルマ父と因縁があることが判明し、それならば…と一度はシャアのことを許す気になったが国葬の際の「坊やだからさ」発見で再びはらわたが煮え繰り返りお前のことは許さねえと思った。(また気が変わるかも)

イセリナもシャアの手下だったらどうしよう…と思ったけど、ガルマ死後に泣くイセリナをみて純愛やんけ…😭と私まで泣きそうに。
ガルマのとイセリナの死に方、どちらも何も成せずただ死んでいってしまったので不運カップルすぎるよ…と不憫な気持ちに。
ガルマもイセリナもせめて最期にこれだけは!という目標が達成できずに死んでしまったの本当に辛い。
ガルマとイセリナが幸せに暮らせるIFエンドどっかにない?

ガルマ死後のガルマ父の悲しみに暮れている姿も悲しい。
悲しいがお前がシャアになんかしたせいでガルマ死んだんだよな、と頭の片隅に雑念が浮かぶ。
なんかでもガルマの録音した音声みたいなの聞いてた姿本当に辛かったな。子を亡くした親って感じすぎて…。


戦争作品としてのガンダム

序盤から感じていたけど、この作品は戦争というテーマの描き方がかなり秀逸だなと思った。
主人公サイドが正義で敵サイドが悪という勧善懲悪な描かれ方ではなく、敵サイドも敵サイドなりの正義や人生があるんだなというのが端々に感じられる。

ジオン軍のモブぽいキャラたちが討たれた時に悔しがるシャアなどの姿はなかなかくるものがある。

民間人をホワイトベースから降ろした時に他の人らとはぐれた親子を助けるジオン軍の兵士たちがいたのがなんだかジーンときてしまった。

反面、アムロの実家付近で暴れ回るジオン軍の兵士などもまた戦争ものとしての解像度が高まるなとも。
モビルスーツに乗っているような兵士たちは優れたトップ層なんだろうけど、こういう末端の兵士も描かれることでよりリアリティが増しているような気がする。

アムロの実家付近のエピソードで言うと、アムロ母かなり最低な人間で引いてしまった。
母親なんだから子を最優先に考えろとまでは言いたくないが、アムロを宇宙に連れて行くかどうするかの最中、アムロを地球に引き止めるでもなく自分が宇宙に行くでもなかった母親にあそこまで言われる筋合いないだろうと思った。
そんな子に育てた覚えはありません!とか言ってたけどほとんどあなたに育てられてないのでは…とつっこんでしまった。
ジオン軍の兵士を撃ったアムロに対して向こうにも家族が…などと言うのは生きるために仕方なく戦火をくぐり抜けてきたアムロに対してあまりにも失礼すぎる。

アムロも初めて人を銃で撃った(よね?)し、母親ともうまく噛み合わなかったしでまたアムロのメンタルがやられてしまうのではないかと不安になった。

ここまで振り返ってみて改めて思ったけどあんまり連邦軍側の兵士の話が出てきていないな。
まだホワイトベースジオン軍の占拠下のところにいるからだろうか。(この辺の地理関係よくわかってないから間違えているかもしれない)
チルダさんが出てきた時は名前だけ知ってる!って湧いた。
連邦軍側のいいモブ兵士の話もクソみたいなモブ兵士の話もみたいなあ、あるといいなあ。


13話までの総評

ジオン公国に栄光あれーっ!